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【洋楽】Radiohead(レディオヘッド)と“Kid A”

こんにちは。半月です。

Radiohead(レディオヘッド)は、1992年にメジャーデビューしたUKバンド。メインボーカルはトム・ヨーク。ビョーク主演の『ダンサーインザダーク』のサウンドトラックでビョークとトムのデュエット“I've seen it all”が収録されてるけど、本編ではトムバージョンが使用されていないのが少し残念。ずっと前にダンサーインザダーク観たんですけど、あれどうして歌部分まで日本語吹き替えなの???ビョーク起用した意味とは???と思ってしまった。湊かなえが原作で松たか子が主演していた『告白』という映画の主題歌にもレディオヘッドの『Last Flowers』という曲が使われていた。この映画、わたしが中学生の時流行ってたなあ。確かR-15だったからギリギリ観れなくてやきもきした。代わりにトムヨークがlast flowersのピアノ弾き語りしてる動画をずっと見てた。本買ったなあ。わたし、中島哲也監督が恨めしいほど好きなんですけど、その話はまた今度。

レディオヘッドとの出会いは13歳の時。彼らの1992年のシングル『Creep』は、彼らの最初のヒット曲にしてオルタナティブ・ロックの代表曲。『creep』は直訳すると『蛆虫』。歌詞をざっくり和訳すると……

“綺麗な女の子に恋したんだ。特別な人。なにかしてあげたい。でもできないんだ……俺って実は蛆虫みたいに気持ち悪い奴なんだ!変わり者でのけ者!それが俺だ!!!あの子も逃げちゃった!ははは!”

それがイギリスの若者たちから絶大な支持を受け、世界的なロックバンドに。3rdアルバム『OK Computer』、通称OKコンではサウンド加工を積極的に取り入れ世界的に高い評価を受けた。

なーんてサクセスストーリーをぶち壊して自分の作りたいもの作っちゃうのがレディオヘッドの良いところ(?) 2000年の4thアルバムではエレクトロニカサウンドを追求し、要はギターロックの時代は終わったと言わんばかりの『Kid A』を発表し、当時の評価はまさかの『商業的自殺』。まあ全然売れないでしょ、みたいな評価だったわけですね。でもそれを裏切りUSチャートでは1位を記録。さすがすぎるレディオヘッド。今ではローリング・ストーン誌の2000年代のアルバムベスト100で1位に選ばれているほど。ベスト100、今ざっと見てるけどレディオヘッドは他に3つアルバムがランクインしてる。まさかと思って調べたら2000年代にリリースしたアルバム全部ベスト100に入ってた。頭おかしすぎるバンド。まあそれだけ有名かつ傑作だからわたしも知ってて好きなんですけどね。

エレクトロニカ系はわたしは結構好き。といってもエレクトロニカとかIDM(インテリジェントキー・ダンス・ミュージック)とかエレクトロとかエレクトロポップとか全部違うらしいからそのへんの分類はよく分かりません。かっこよければOKコン。はい。でもYMOやperfumeのテクノ〜エレクトロポップ系も好きだし、クラフトワークのザ・電子音系も好きだしもちろんKid Aも好きなのです。

 

すんごい脱線しちゃったけど結局わたしはKid Aが好き。キッドAによって最初、メンバーは批判を受けたり、商業的自殺って言われたり、ひどいもんです。でもトムヨークの言葉を借りれば『奴ら(音楽産業のお偉いさん?)が思うほど、大衆の耳は馬鹿じゃない。聴こえのいいものだけを聞かせて金を巻き上げることが音楽産業だということに間違いはないけれど、許容され得る範囲はもっと広』かったということでしょう。

で、わたしが本当に言いたかったことは、キッドAというアルバムに関するある言葉、『Kid 17』について。

これはあくまでも迷信や噂に過ぎないのだけれど、キッドAのアルバムの曲を17秒ずらして2つ再生すると、電子クラックがキマる、という意味なのだとか。クラックというのは恐らくクラック・コカインから来ている言葉。つまり、電子ドラッグ。この情報を得た13歳のわたしは”Kid 17”という動画を再生することを躊躇いませんでした。どきどきしながら聴いたのはたしか7年経った今もKid Aの中で私が一番愛する曲『idioteque』。当然ながら特に何も起こらず安心したような拍子抜けしたような体験をして以来、わたしはkid 17の扉を7年間開けることはありませんでした。まあ、今開けてるけどね。聴いてるけどね、ideoteque。普通に17秒ずらして再生したほうが曲として好きな気がする。密度が増して。すごく好き。演劇でぜひ使いたい。そして観客が電子クラックにはまるか試してみたい。ふふ。